2016年06月27日
柔整師、鍼灸マッサージ師は、認知症サポーターへ
厚生労働省によると、全国で認知症を患う人の数が2025年には700万人を超える。65歳以上の高齢者のうち、5人に1人が認知症に罹患する計算となる。
認知症高齢者の数は2012年の時点で全国に約462万人と推計されており、約10年で1.5倍にも増える見通しだ。
また、認知症の前段階とされる「軽度認知障害(MCI: mild cognitive impairment)」と推計される方は約400万人存在する。
地域医療の一旦を担う、接骨院や鍼灸マッサージ治療院では、来院される患者さんはもちろん、そのご家族の支援や良き相談相手として、ぜひ認知症サポーターになって頂きたい。
認知症サポーターになったからといって、何かをしなければならないということはありません。
サポーターは認知症を正しく理解し、認知症の人や、その人を取り巻く家族の良き理解者たりうる存在です。サポーター各自が出来る範囲での活動でも構いません。地域医療の一旦を担う、接骨院や鍼灸マッサージ治療院では、人々と接する機会が多く、認知症で困っている人やその家族を目にする事があるかもしれません。そんな時に「何かお困りですか?」と声を掛けて下さるだけでも家族は救われた思いがするのです。
今後は「地域包括ケアシステム」という、公的サービスを地域住民のニーズに応じて関係者が連携協力して医療・介護等多職種が協働するシステムの構築が進んでいきます。
接骨院、治療院もぜひ参画していく為にも、認知症サポーターになりましょう。