JBA協会ブログ

2018年03月19日

鍼灸マッサージ・柔道整復 取扱講習会開催

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一般社団法人 日本柔整鍼灸協会(通称 JBA協会)では、新規に加盟された所属会員の先生方を対象に保険取扱に係る研修会を実施しており、3月18日に午前中は鍼灸あん摩マサージ指圧の取扱講習、午後からは柔道整復施術にかかる取扱講習を実施し、多くの先生方に参加頂きました。

 

鍼灸マッサージの大きなテーマは、「ニーズが高まる院内保険施術・訪問施術の導入方法」として、1.外部環境  2.療養費の改定  3.保険の取り扱い方法と同意書  4.同意書の取得について  5.レセプト作成の注意  6.制裁について  7.最近の返戻実態と対応 という7つ分類された内容について説明を行いました。

鍼灸マッサージは、平成29年10月1日より厚生労働省通知により、1年以上かつ1ヶ月16回以上施術のある患者には状態記入書の添付義務付け、平成29年4月1日より愛知県後期高齢者広域連合通知により、代理サインには患者の委任状が必要、往療に関する日報の添付など、ここ1年大きく変化してきました。

更に、鍼灸マッサージの受領委任制度に向けて協議が続けられた結果、制度運用が決定されました。また、6月には療養費の改定も控えており、業界が大きく動いていく数年になりそうです。

 

柔道整復師向けの講習会は、新規に加盟された先生方の他に、既に所属している先生方も多く参加され、現状の取扱いに関する関心の高さが伺えました。

柔道整復療養費の取扱実態、柔道整復療養費の対象疾患、傷病名の取り方、平成29年10月から施行された柔道整復審査会の権限強化、レセプト記載事項、問診や来院指導、施術録整備、返戻事例及び実態とその対応方法などについて、事務局及び会長の竹田より説明が行われました。

接骨院の数が全国的にもまだまだ増加するなかで、保険取扱の厳格化や健康産業の多様化により柔道整復療養費は年々減少しています。

しかし、柔道整復施術は、日本国民に根付き、必要な施術として多くの患者さんに必要とされています。今後も国民医療として必要な存在であり続ける為に、業界として改善していくことと、国や保険者に主張して行く必要もあります。

大きな意味で業界が団結して行く時期ではないでしょうか?

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